2006年11月27日、ある方から貴重な情報をご投稿いただきました。逃げ出したインコちゃんが帰宅するまでと、帰宅してからの手に汗握る体験談です。
どんな内容であっても結果的に、途方に暮れているであろう飼い主さんの手助けになれるのなら、と思います。 投稿主さん
このようなコメントを頂きましたので、帰ってくるまでの概要と、アドバイスを編集・抜粋の上でご紹介します。
インコちゃんの冒険概要
- 10月19日に家出
- 冒険に出てしまう。
- 10月21日に保護
- ご自宅から1kmちょっと離れた場所で、親切な方に保護された。21・22日はパンとビスケットで生活をしていた。
- 10月23日に帰宅
- 保護された方が「パンとビスケットでは良くないであろう」と言うことで、ホームセンターへフードを買いに行く。この時にホームセンターにお願いして貼ってもらった迷子チラシを見つけ、飼い主さんへ連絡をした。
投稿主さんからのアドバイス
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張り紙は、病院やショップばかりではなく、ホームセンターにもお願いをしましょう。
実際にチラシを貼った場所:一般家庭の他にも交番・放送局・郵便局・銀行・JA・スーパー・床屋・美容院・酒屋・小学校にお願いしました。
とにかく『人が集まるところ』『世間話に花が咲くところ』を当たっていました。
一度断られても『一週間だけでも』などと、掲示期間を限定すると貼っていただける場合もあるということを教えて頂きました。
地元新聞他の折込チラシ:見つかったので実行には至らなかったのですが、半径2キロ圏内約2万世帯の見積金額は計18万円程掛かるようです。
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出来るだけ写真付きのチラシを用意しましょう。
写真はなるべく『全体像』を。
身体の大きさ:具体的なサイズ『〜約センチくらい』など。
トリさんの特徴:鳴き声(セキセイインコの『キロッ』とかオカメインコの『ホイヨ、ヒョー(口笛風?)』等)。身体的特徴として模様や小さな体に細長い尾羽や鼻の色など。おしゃべりするトリさんは『どの様なおしゃべりをするのか』などです。
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風向きによっては「1キロ以上」飛びます。
インコちゃんが保護された場所までの道のりには、複数の幹線道路、高い木々や建物もあったのに、見事に風下にいました。
肌で感じた風向きよりも、教えて頂いたインターネットで公開されていた風情報の方が確かでした。自分の感覚を思い込まずに確認しておくのも必要だと感じました。
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お家に帰ってきたら健診に連れてゆきましょう。
途中で何を口にしたかによっては体内で何が起こっているのか判りませんし、猫に襲われると外傷は大した事がなくてもパスツレラ菌等をうつされて化膿しまう可能性もあります。

チョコ:お家に帰れて良かったわ〜。あたち、ハラハラドキドキしちゃったわよ。やっぱりお家のお布団が一番よね! 5日間の冒険でどんなことを考えていたのかしら??
捜しているときに、飼い主さんが他の方から頂いたアドバイス
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ある方が逃がしたインコさんは小学校で飼われていたインコの声を聞きつけたらしく、2回も逃がしてしまったにも拘らず、2回とも同じ小学校の飼育小屋で見つかったそうです。
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大人よりも目線の低い小学生位までの小さな子供さんが見つけることもあります(餌を採れない鳥さんの体力がなくなって飛び上がれず、地べたにいる場合もあります)。
そんな時、引き取り手や飼い主さんが見つからないと、子供さんは先生と相談して小学校の飼育小屋で飼うようになるケースがあるそうです。
思ったよりも遠くに飛ぶ例
恵比寿バードクリニックのHPに載っていたのですが、先生の飼っておられるオカメさんは、随分と冒険をされたそうです。
恵比寿の自宅より逃亡し数日後東京ディズニーランド裏の某ホテルの一室にて保護される 病院の家族 『くー』(オカメインコ ルチノー)
(恵比寿から東京ディズニーランドまでは直線距離で15km程度あるようです)

チョコ:え? ディズニーランドの裏の某ホテルって…。あたちだったら親切そうなおねーさんの肩に乗せてもらって電車で行くわよ。
インコは鈍くさいと思っている飼い主さん。あなどってはダメだわよ!