ワカケのヒゲが透けているグラスが欲しい
SUZURIというサービスを使えば、データを登録するだけでマグカップやスマホケースなどの販売ができると聞き、何か作りたいとアカウントを登録しました。
何が作れるのかと見ていくと、なんとグラスもあるじゃないですか。
面白そうなので、ワカケホンセイインコのヒゲ部分が透けているグラスを作ってみます。コーヒーやコーラなど、黒いドリンクを入れると真っ黒なおヒゲが出現するという趣向です。
画像データを作る
さっそくテンプレートページからグラスのテンプレート画像をダウンロードします。
落ちてきたのは3102×1055pxのPSDデータ。グラスをぐるっと一周するので超横長になっています。
これをもとに「ヒゲ透けワカケグラス」のデータを作ります。ワカケの絵は以前LINE着せかえで作ったこの画像を利用します。
出来上がった画像はこんな感じ。
ワカケの周りとおヒゲの部分は透過になっています。
画像のアップロード
出来上がったデータをSUZURIに登録します。
ログイン後、マイメニューから「グッズを作る」を選ぶと画像のアップロードを促されるので先程のファイルを選びます。
画像アップ後、Tシャツやスマホケースなど製作可能なすべてのグッズが表示されるので、その中から今回の目的である「グラス」のチェックをオンにします。
同じ絵柄で他のグッズも登録できますが、今回のデータはグラスに最適化したので、グラスのみにチェック。
あとはグラスの写真に対して配置する位置の調整をします。といってもテンプレートに沿って作ったので、特に変更はせずそのままでOKでした。
こんな感じでグラスに対して配置の調整ができます。すごく良く出来たシステム…
画像が配置できる範囲からみて、グラスの上下に一定の余白が必要なようです。つまり上から下までを完全に覆うようなデザインは無理っぽい。
商品情報の登録
あとは説明文を入力するだけで準備完了です。
最後に価格を決めるのですが、グッズごとに基本料金が決められており、それに自分の「取り分」をどのくらい乗せるかで販売価格が決まる仕組みでした。
さあ準備が完了しましたよ。
そして販売開始
SUZURIはオンデマンド、つまり注文があると製造してくれるサービスですので、自前で在庫を保つ必要がありません。
データをアップロードし必要事項を入力すれば、すぐに販売が開始できます。しかも梱包や発送、お客様への連絡なども全部やってくれちゃいます。これはすごい。
自分で買ってみる
初めての販売ということで、ちゃんと想定通りの商品になっているのか心配です。
販売に際して「非公開にする」のチェックをオンにすると、自分だけが見える状態にできますので、そこから自分で注文をしてみました。
注文自体は普通の注文サービスと同じです。
届いた
そしてついに商品が届きました!
発送にかかる日数は「およそ6日」と書かれていますが、当然ながら入金確認後からなのと、「土日祝を除く」とのことなので、注文してから届くまでは約2週間かかりました。とっても待ち遠しかったです。
これが届いたグラスです。思ったとおりの位置に思ったとおりの配色で仕上がってました!
グラス自体のイメージは、街のラーメン屋さんで出てくる小型のコップ、といった趣です。
ちゃんおおヒゲ部分も透けてますね。よしよし。
内側から見るとわかりますが、絵柄に合わせてちゃんと白の下地が敷かれていました。
特に下地用のデータは作ってないので、完全透明ではない部分を「絵柄がある部分」と判断して自動的に下地を入れてくれているみたいです。
その意味では、恐らくですが半透明のデザインは不可だと思われます。
ドリンクを入れるよ
軽く洗ったあと、コーヒーを入れてみました。
透けている部分が黒くなり、想像していた通りの黒いおヒゲが出現しました!
コーヒーを入れてみました。どうかな…?
ほら! ちゃんとおヒゲが黒くなってますよ! これは大成功と言って良いのでは?
ついに販売開始です
仕上がりに安心したので、公開的に販売を開始しました。その際に、一部バランスが気になった「WAKAKE」の文字サイズを少し調整しています。
簡単に修正ができるのもオンデマンドの強みですね。
別のデザインも作ってみる
とても満足いく出来だったので、調子に乗って別のデザインも作ってみました。
次に作ってみたのは、グラスの周りをぐるりと一周する「元素周期表」デザインです。
元データはこんな感じになっています。
周期表の右端(18族)が左端(1族)とシームレスに繋がっているデザインです。議論がある「H」の位置は1族に置きました。
こんな感じで仕上がりました。
左右の端が繋がる際は一段下の周期と繋がる、螺旋状になっています。デザイン的にカッコいいと思ったからで、学術的なツッコミはなしですよ。
左右の端が繋がる部分が心配でしたが、違和感なく繋がっていました。
これを見る限り、連結部分の余白はほとんど無いようです。と言っても今回は隙間のあるデザインだったので、完全に繋がる前提のデザインだと、若干のズレや隙間が出る可能性はありますね。
今回も仕上がった現物を見て、下地となる白塗りの若干のはみ出しを考慮して、元素記号のフォントを太いデザインに変更した上で販売を開始しました。
ワカケは男の娘になれるのか
透けヒゲワカケのグラスを公開したところ、緑色のドリンクを入れると(ヒゲが見えなくなって)ワカケの女の子になるのでは? という指摘をいただきました。
なんだと! その発想はなかった。
という訳で試してみました。
緑のドリンク、緑のドリンク…と考えて、青汁を入れてみました。そしてハナ太郎と一緒に記念撮影。
青汁では緑の度合いが足りず、「娘」の度合いも不足気味。
印刷の緑に負けない、発色の良いドリンクの発見が待たれます。